ご挨拶

1990年代に入り、地球温暖化が人類をはじめとする生物界全体に深刻な問題をもたらすことが指摘され始めました。温暖化の原因としてさまざまな要因が考えられますが、政界の科学者で構成されるIPCC(気候変動に関する政府間パネル)は、2001年に発表した第3次評価報告書の中で、温暖化はほぼ確実に人類の活動によるものだと結論付けています。地球温暖化は、すでに異常気象などにより私たちの生活にも影響をもたらしていますが、今後、温暖化による砂漠化の進展や氷原・氷床の現象などの直接的な影響のほか、食糧生産、海岸の浸食、生物種の減少などにも一層深刻な影響がでてくるものと予想されます。
 このような地球温暖化を阻止するため、1997年に京都議定書が採択され、2005年2月に発行されました。この京都議定書の採択を受けて、わが国では二酸化炭素(CO2)などの排出量を2008年~2012年までに1990年レベルの6%減とすることが義務付けられました。

 以上のことから、環境省においても一般の消費者の方々へより広くCO2削減を意識してもらう方法として、平成20年10月にJCBのエコ・アクション・ポイント事業を採択し、モデル事業をスタートさせています。(平成21年度も継続事業)
  私ども、一般社団法人 和歌山環境エコ・アクション・ポイント協会も、平成21年度地域型モデル事業として環境省より採択されました。
 和歌山県内においてもエコ・アクション・ポイント事業を推進し、「環境・観光の町、和歌山」を全国的に発信するとともに、このビジネスチャンスに多くの企業(団体)に参加をつのり、地球温暖化防止、CO2削減に少しでも貢献できるよう活動していきたいと思い参加のご案内をさせていただきます。